お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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この8月は当然、どこへも行きません。というか、いけません。

今の状況では旅行自体が、社会への迷惑の可能性もある。

春に予約していた予定はキャンセルしました。いくらワクチン済でも。

仕事の場合は、覚悟も決まるけれども、遊びにはいかれません。

8月は庭の現場も動かせないので、もともと予定なし。

庭の様子を見に行きたいことは行きたいけれども。

そこで、いつかの夏に行きたい場所。を、夢見てトレースすることに。

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行けたらなあとの、Dreaming 。写真は、2005年に訪ねたイタリア、ソレントです。

ここには、30分もいなかったので、少しの写真だけですが、憧れの場所。

いつか行けるだろうか。本気で行きたいのか。憧れるだけだと、行けないこと多し。

そこも、自問自答中です。

だって、海外旅行って、大変ですよね。それなりのリスクも経済も高め。誰かと行くのか

ひとりで行くのか。

でも、感動度数もとびきり高いです。ハイリスク、ハイリターン。特に、南イタリアは面倒多し。三度尋ねたローマで、2度は嫌な目に遭っているので。

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ソレントを後にしたクルーズ船から、ナポリの街とベスビオ山を眺める。嗚呼、地中海文明。

あの山が噴火してポンペイが埋まってしまった。自然の脅威はすごい。

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ギリシャのサントリーニ島からエーゲ海を望む。ここにいたとき、まさに夢を見ているみたいな景色でした。しかし、今は温暖化、そして、ギリシャの山火事、ほかにも心配はいろいろ。

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行けただけでありがたいけれども、ずっとまた行けたらと願っていた。

16年前と今では、また温暖化の状況も変わっているでしょうか。この時、8月7日。

暑いけれども、空気はカラっと乾いて。

その日陰で冷たいドリンクなどしながらの時間は、最高の居場所を得る瞬間です。

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アドリア海の真珠と呼ばれるクロアチアのドゥブロニク。

寄港地によってガラリと変わる植生。それぞれの小さなコンテナガーデンにも個性あり。

このときは、クロアチアの紛争が終わって10年目の訪問。平和が戻って、この美しい場所が

蘇っているような印象でした。

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この青さ。青、青、青!そして、白。コントラストの美に溢れています。

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また、いつか行きたいと願う、地中海の旅。ギリシャを中心とした地中海文明を巡る旅です。

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紀元前から、コルヌコピア始め、このようなリースの装飾があったのだなあ。確かな造形です。

豊穣のシンボル。太陽のシンボル。あらゆる祈りの象徴。

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20代の頃からギリシャを中心とした地中海美術が好きで、写真集を眺めていました。

大英博物館、ヴィクトリアアルバート美術館に圧巻の景色あります。そればかり写真撮っていました。ヨーロッパ美術の原点を探ると結局、ギリシャ・ローマになる。

でも、実際には、なかなかチャンスなくて。いまだに、アテネも行ったことがありません。

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2005年の春、某女性誌編集部から電話があり、地中海好きですか?ドレスコード興味ありますか?

と、お電話あり。いやもう両方共大大好きです!!即答しつつまだ小学生だった息子のことが気がかりで

そのことをexcuseすると、夏休み中だから一緒に連れて行っても良いんじゃないかと先方の返事。

それを家族に話すと「仕事なのだから、一人で行っておいで」と夫。かくて、私は10数年ぶりに

一人海外旅行。それが「ドレスコードを楽しむ地中海クルーズの旅」取材でした。

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出発前にはイブニングドレスも調達し、ローマでのクルーズ船への集合前には、ひとりでミラノに寄って

ドレスコード仕上げを。この時のスポンサー御一行様も、みなさまタキシードとイブニングで

本当におしゃれでした。しかし、残念ながらあれ以来、それらロングドレスの出番はなく...。

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この取材時のスポンサー広報部 Kさんと、おしゃれを楽しむ旅行ですっかり仲良しに。

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昼は昼で、ランチタイムの社交あり、カジュアルなクルーズファッションを楽しんだのだけれど。

これはこれで、日本では普段しないスタイルですよね。

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クルーズの最終日は、ヴェネチアへ。朝食を食べながら、こんな高い場所からヴェネチアを眺めるなんて

感動・感動・感謝でした。この日は、ヴェネチアの庭取材。離れ小島の庭の美しいホテルや美術館へ。

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ペギー・グッゲンハイム美術館は、世界で最も憧れる20世紀を象徴する芸術の館です。

クロアチアのブティックで見つけたブラウスで。ジャコメティの彫刻を前に。気分は

ペギー・グッゲンハイムさんへの憧れを込めて。

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カルダーの彫刻。アメリカの景色で見るとしっくりくるけれども、ヴェネチアでも素晴らしい。

アレキサンダー・カルダー CALDER の彫刻(スタビール)には特別の想いがあります。

子供時代、実家にカルダーのモビール模型があったのと、20歳の時の初めてのひとり海外旅行先であった

ニューヨーク、グッゲン・ハイム美術館でカルダーの大回顧展を開催中だったことから、創作のヒントとして

ずっと影響を受けて、今見ても、カルダーの造形には、心が躍ります。

.....心踊るようなもの。眺めたい見たいですね。実は、来年の初夏にむけて、イギリスの

ガーデンツアーの計画進めています。とにかく、計画だけは、進行中!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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